健診診断と恋と嘘

「大切にしたいと思ってるから、そういうのはちゃんとしときたいし」


こんな色気もへったくれもない私に手、出したいと思ってくれてるんだ。


確かに私もすぐにそうなるのは心の準備がいるけどそう思ってくれてることにはちょっとだけホッとする。


だけど、たくさんキスしたいって言ってたのにあんまりしてくれない。


私が結婚してないってなったらキス、やっぱりもう気持ち良くないのかな。


「あの、キス……もう気持ち良くないですか? 背徳感とか、もうないから」


心配になってそう言うと小塚さんは一瞬目を見開いてからふっと笑って私の唇を撫でる。


それにも身体がピクンッと反応してしまってちょっと恥ずかしい。


「いや、すごく気持ちいいよ。俺も朔夜とのキスが気持ちいいのはそういうのがあるからだと思ってたんだけど、朔夜とだからみたい」


そう言われてホッとした私は、小塚さんの頬に手を伸ばして唇にキスする。


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