健診診断と恋と嘘
「私も凌ちゃんとキスすると気持ちいい」
同じだって分かって嬉しくて微笑んでそう言うと小塚さんの顔が照れたようにちょっと赤くなる。
あれ、何かちょっとかわいいかも。
「ほんっと……に、かわいくて参る。
で、話の続きだけど。さすがにすぐには無理だけど一緒に朔夜の実家に行こうね。
休み調整するから。ほぼ使ってない有休使ういい機会だし。いいね?」
え、本当に小塚さん私の実家に挨拶に来るつもりなの?
もう十年も帰ってないし、お母さんのお墓参りには行きたいけどすごく不安なんだけど。
不安が顔に出ていたのか、小塚さんが眉を下げて私の頭を撫でる。
「もうここが朔夜の居場所なんだから、俺と一緒なら大丈夫でしょ。何かあっても俺が守るから、ね」
そう言った小塚さんが私の事を引き寄せてぎゅうっと抱きしめてくれる。
ここが居場所って……小塚さんの腕の中?
小塚さんが、私の居場所になってくれるの?