健診診断と恋と嘘

章が知らなくて凌ちゃんが知ってる事の方が多いと思うけど。


「そんなのあるかな?」


抱きついたまま首を傾げる私に凌ちゃんはまたため息をつく。


「やっぱり無理だな。そこまでは絶対我慢できない。
もう結構きついし。あのさ、来月の朔夜の誕生日……休みとれない?
三日は祝日だから、一日と二日を休みとってくれると嬉しいんだけど」


体の向きを変えて私の事を正面から抱きしめた凌ちゃんがそう言って私の額にキスをする。


「俺も休みとるから、朔夜の実家に挨拶も兼ねて旅行に行こう」


凌ちゃんのその言葉に私は目を丸くする。


凌ちゃんと旅行……すごく行きたいけど、お休み大丈夫なのかな。私は全然とれるけど。


「すごく嬉しいけど……いいの?」


「全然平気。上司に有休とりたいって言ったら驚いてたけど、喜ばれてむしろなんか休むの勧められた。だから俺、一日から六日間休みになったんだよね」


おお、大型連休ですね。私も忙しくなさそうだったらお休み合わせようかな。


明日、とりあえず希望出してみよう。


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