健診診断と恋と嘘

「ちょっと、こういう時に呼び方変えるとか反則じゃない? ほんと、いいように振り回されてるな……俺。天然だから困るわ」


浴衣の帯をほどきながら凌ちゃんがそう言ってちょっと楽しそうに笑ってる。それそういえば松坂さんにも言われたな……。


「それ職場の人にも言われた。天然小悪魔だよねって」


そう言うと凌ちゃんがぴくっと反応して真顔で私のことを見る。


え、な、何。私、変な事言った?


ていうか気付けば浴衣が乱れてて下着はつけてるけど色々丸見えになっててすごく恥ずかしいんだけど。


思わず隠そうとする私の手を凌ちゃんがシーツに押さえつける。


「それ言ったの男?」


「そうだけど、結婚してる人だし子供もいる人だよ」


何となく焦ってそう言うとはだけた浴衣の隙間から太股を撫でた凌ちゃんがニコッと笑う。


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