健診診断と恋と嘘

「今、女として大丈夫かこいつって思わなかった?」


何となくバカにされた気がして頬をふくらませる私に凌ちゃんが苦笑いする。


「思ってないよ。いつもの朔夜でちょっと安心したというか。
化粧してスカートはいてる朔夜もかわいいけど他の奴に見せたくないから俺の前だけにしてほしいな。
そのままでも十分かわいくて魅力的ですごく心配なのに」


凌ちゃんがため息をつきながら私のことを引き寄せて髪に頬を擦り寄せてくる。


凌ちゃんにこうされるの、甘えられてるみたいですごく好きだな。キュンとしちゃう。


「ただでさえ天然だから心配なのに。いくらかっこよくても他の男に健診先で連絡先とか聞かれても教えちゃダメだよ。
昨日も言ったけど俺以外の奴にかっこいいっていうのもダメね。
朔夜は自分で思ってる以上にすごく魅力的なんだからね」


知らない人にお菓子もらっちゃダメだよ的なノリで注意されてむうっと頬を膨らませる。


私だってかっこいいってだけでそんなことしないし。凌ちゃんだってわりと強引だったくせに。


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