健診診断と恋と嘘
「かわいい、朔夜。気持ちいい? 蕩けそうな顔してる」
凌ちゃんにそう聞かれて私は頷く。凌ちゃんのキス、蕩けそうになるくらい気持ちいい。
「凌、平……もっと、キスして。キス欲しい」
凌ちゃんを誘うように口を開ける私に凌ちゃんが低い声を漏らして笑う。
「かわいいな。普段とのギャップがありすぎて参る。本当に朔夜は俺を煽るのが上手い」
そう呟いた凌ちゃんが貪るように私の唇にキスしてくれる。
「ん、は……ぁっ……凌、平……好き、大好き」
凌ちゃんが好きな気持ちが溢れてそう口にする私に額に汗が浮かんだいつもより余裕のない顔をした凌ちゃんが嬉しそうな笑みを浮かべる。
「俺も。好きだよ、朔夜。絶対、俺の方が朔夜のこと愛してる」
耳元で身体の芯に響く声でそう囁かれてビクビクする私の耳を凌ちゃんが甘噛みする。
「ふ、ぁ……そんなことない……もん。私も、好き」
そう反論するけど、この論争はいつも凌ちゃんが譲ってくれなくて勝てたことがない。