健診診断と恋と嘘

カッとなって叩いてしまってそれがきっかけで別れたけど、あの言葉を言わせたのは私なのかもしれない。


私の居場所は、この世界にあるんだろうか。


あの人がそうだと思ったのに、結局私は彼の居場所にもなれなかった。


どうして私は、この世に産まれてきてしまったんだろう。


「……朔ちゃん。今、幸せじゃないんだ」


小塚さんのその言葉に私はハッとして小塚さんを見る。


心配そうに眉を寄せて私を見ている小塚さんに何だかたまらない気持ちになってぎゅっと身体に力が入る。


優しいんだな、小塚さんて。性格に問題があるから結婚できないんだなんて失礼なこと思って本当にごめんなさい。


私って本当に人を見る目がないんだな。


ちょっと泣きそうになって私は慌てて顔を反らした。


ダメだ、もう泣かないって決めたんだから。こんなところで泣いちゃダメ。


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