健診診断と恋と嘘

イケメンレーダーとかバカな話してた気がする。


「この年にしてやっと見つけたと思ったのにな……人のものとか。でも幸せじゃないなら……」


私の髪を撫でながら小塚さんがそう言ってため息をつく。


離れた方がいいかな。でももうちょっとこうしてたい気も……小塚さんも頭撫でてくれてるし、もうちょっとだけいいかな。


男の人に頭撫でてもらうなんて初めてだけど、気持ちいいかも。


「髪、サラサラで触り心地いいね。朔ちゃん、今度の土曜日暇?」


小塚さんの腕の中が気持ち良くて意識が飛びかけているところで、突然そう聞かれて私は反射的に頷いてしまう。


「あ、はい」


頷いた私を見て私の髪を指でときながら小塚さんが笑った。


「よかった。じゃあ、俺に料理教えてくれない?」


小塚さんのその言葉に私は驚いて顔をあげた。


え、料理教えてって……え? どういうこと?


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