それはとっくに恋だった
「つらいもんだよな・・・親友の恋人を好きなんて。」


「え?」


「水野もそうなんだろ?」


颯太の視線の先には、さっきまで私が見ていた写真がある。



私は何も言えなかった。


颯太は、私が達也くんのとこを好きだと思ったみたい。


そして、颯太は沈黙を肯定ととった様だ。


この日を境に颯太は私によく話しかけてくるようになった。


自分と同じ境遇の私を気にかけてくれていたのかもしれない。


颯太のことが好きだった私はどんな理由であれ嬉しかった。



それが例え颯太の勘違いだったとしても。
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