それはとっくに恋だった
颯太の私の呼び方が『水野』から『真尋』にかわり私も『颯太』と呼ぶようになった。


梨央は、私と颯太が仲良くなったことをすごく喜んだ。


そして、私たちは達也くんと梨央と颯太の4人でよく出かけるようになった。


帰りが遅くなったときは、颯太が当然のように家まで送ってくれた。



周りからも『付き合ってるの?』と尋ねられるほど私たちは一緒にいた。


正直、私も颯太がこのまま私のことを好きになってくれるんじゃないかと思ったこともあった。



でも、そんな淡い期待は、颯太が梨央に向ける視線に気づくたび打ち消された。
< 13 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop