それはとっくに恋だった
翌朝、母と一緒に朝食を食べている最中に、家のインターホンが鳴る。


「こんな朝早くに誰かしら?」


時計を見ると、8時を少し回ったところだった。


不審に思いつつも玄関に行く母の背中を眺めていた。




達也君との約束か・・・梨央も一緒かな。


そんな考えが頭をよぎり思わずため息でた。



「真尋。」


母が戻ってきた。


「颯太君よ。」


「え?」


「だから、颯太君。」


颯太が来るのは午後からのはずなのに、母は颯太が来たという。


混乱したまま玄関に行くと、そこには確かに颯太の姿があった。


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