それはとっくに恋だった
母を追いかけようとしたけれど、母はきっと気を使ってくれたんだと思いやめた。


また、沈黙が流れる。



「上がって。」


「あぁ、おじゃまします。」


とりあえず、颯太を招き入れた。



リビングに入ると、さっきまで食べていた朝食が目に入る。


「・・・ゴメン。朝飯の途中だったんだな。」


「ううん、気にしないで。でも、どうしたの?お昼に達也君と約束があるからその後じゃなかったの?」


「・・・達也との約束はまた今度になった。」


「そう。・・・・とりあえず座って。今、お茶出すから。」


「真尋。」


颯太がキッチンへ行こうとした私の手をつかんだ。


「何?」


「お茶はいいから、話をしよう。」



颯太の顔は真剣だった。


「わかった。」


私たちは、朝食が置いてあるテーブルしゃなくて、ソファーに向かった。
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