漂う嫌悪、彷徨う感情。
「ちょっと待ってよ!! それを言うなら、美紗は和馬くんと一緒に寝ないで何してたって言うんだよ、大人なのに!!」
「トランプとUNOと花札です」
「そっちの方が無理あるわ!!」
美紗に突っ込みを入れたところで、
『くくくくくくっ』
2人で吹き出してしまった。
涙も笑いも止まらない美紗をそっと抱き寄せる。
「・・・オレも無理だよ。 美紗の事が大好きなんだもん。 諦めきれないよ。 ・・・和馬くんとの事、引っかかりまくってるけど、今回だけはお互い様って事で無理矢理流さない?? オレ、そんな事より美紗と居たい。 美紗が結婚したくないならしなくていいよ、オレ。 形に拘る必要ないと思う。 色んな形があっていいと思う。 美紗と居られれば、何でもいいんだ。 オレは」
美紗の首元に顔を埋め、久々の美紗の匂いを感じる。
「・・・本当にそれでいいの??」
美紗がオレの肩を掴み、自分から引き離した。