漂う嫌悪、彷徨う感情。
【オレ、偏見持たれたくないなんて言った事あった?? オレ、美紗が変な嘘吐いてオレの事を守ろうとしてくれたの、正直嫌だったんだ。 自分が白い目を向けられる事より何倍も嫌だっだ。 だからオレは平気。 美紗が平気なら、オレは平気。 だから正直に話す。 もう嘘は懲り懲り。】
美紗に返信文を打ち、送信すると、
【勇太くんに任せる。 勇太くんに従う。 自分で掻き回しておいて人任せにしてごめんね。 だけど、勇太くんの思うところを私がニュアンスを間違えて伝えたくない。 甘えさせてください。】
美紗からすぐに返信が来た。
チラっと美紗の方を見ると、美紗もオレを見ていて、オレに伺いを立てるかの様に首を傾げた。
そんな美紗に、
【だから頼ってって。 盾になるって言ったじゃん。】
メールを返すと、短い文章の返事がきた。
【私は勇太くんが大好きです。】
パソコンの文字を見た瞬間、本当に『きゅん』という音がしたんじゃないか?? と思うくらいに胸がきゅんきゅんした。
これは永久保存。 と自分の携帯に転送し、保護。
また美紗の方に目をやると、赤面した美紗が照れを誤魔化そうと猛烈にキーボードを打っていた。
照れを隠すどころか、悪目立ちしてしまっている美紗に、
【そんなに照れるならさっきのメール打たなきゃ良かったのに。 でも、すっごく嬉しかった。 そんな美紗もどんな美紗も大好き。】
怪しい動きを指摘しつつ、『大好き』を言い返してまた美紗を見ると、美紗は更に顔を赤くしながら両手で自分の顔を仰いでいた。
可愛いなと思った。 こんなに可愛い人が自分のお嫁さんになってくれるのだから、絶対に守り通そうと思った。