婚前同居~イジワル御曹司とひとつ屋根の下~
「声ひっくり返ってるし、目泳いでるし。よっぽど後ろ暗いことっぽいね~」
「ほ、ほんとに! なんでもないですっ! し、失礼しましたっ!!」
暑くもないのに汗を掻きそうなくらい焦って、私はひとまず退散!とばかりに、樹さんにクルッと背を向けた。
やっとの思いで言えたデートの誘いの返事ももらえないままだけど、今は昼間の私の行動を樹さんに隠し通すのが先決だ。
「こら。ちょっと待て」
なのに、後ろから腕を掴んで止められてしまった。
さすがに振り解くことも出来ないけれど、かと言って振り返ってまっすぐ顔を見せるわけにもいかない。
「帆夏。言ってみろ。……そうだな、白状したらデートくらいしてやるよ」
「えっ……!」
意地悪な交換条件に思わず素直に反応して、私は樹さんを大きく振り返ってしまった。
樹さんは私の腕を掴んだまま、まっすぐ私を見上げてくる。
「ただし。お前絶対ノープランだろうし、俺が行きたいとこに行くだけだけど」
「そ、それでもいいですっ……!」
樹さんの言う通り、誘うだけで頭いっぱいで、なにがしたいとかどこに行きたいなんて考えてなかった。
私が誘ったのに樹さんの行きたいとこに連れて行ってもらえるなんて、むしろ誘ってもらえたみたいで嬉しくて、気持ちがワクワクし始めてしまう。
「ほ、ほんとに! なんでもないですっ! し、失礼しましたっ!!」
暑くもないのに汗を掻きそうなくらい焦って、私はひとまず退散!とばかりに、樹さんにクルッと背を向けた。
やっとの思いで言えたデートの誘いの返事ももらえないままだけど、今は昼間の私の行動を樹さんに隠し通すのが先決だ。
「こら。ちょっと待て」
なのに、後ろから腕を掴んで止められてしまった。
さすがに振り解くことも出来ないけれど、かと言って振り返ってまっすぐ顔を見せるわけにもいかない。
「帆夏。言ってみろ。……そうだな、白状したらデートくらいしてやるよ」
「えっ……!」
意地悪な交換条件に思わず素直に反応して、私は樹さんを大きく振り返ってしまった。
樹さんは私の腕を掴んだまま、まっすぐ私を見上げてくる。
「ただし。お前絶対ノープランだろうし、俺が行きたいとこに行くだけだけど」
「そ、それでもいいですっ……!」
樹さんの言う通り、誘うだけで頭いっぱいで、なにがしたいとかどこに行きたいなんて考えてなかった。
私が誘ったのに樹さんの行きたいとこに連れて行ってもらえるなんて、むしろ誘ってもらえたみたいで嬉しくて、気持ちがワクワクし始めてしまう。