婚前同居~イジワル御曹司とひとつ屋根の下~
同じ部の先輩のツテで誘われたこの合コン、うちの会社の第一営業部の男性がお相手だったらしい。
青木さんには、『いくら男慣れしてなくても、相手は口の上手い営業マン。むしろ、春海君よりずっと楽しくお話出来るわよ』なあんて言われたけれど、楽しい以前に引いてしまう軽さ。
『じゃあなに? 君と付き合って結婚……とかいう話になったら、俺も早々と課長・部長に昇進して、五十前に取締役とかなれるのかなあ。それこそ、春海樹みたいにさ』
父の仕事の関係で出向くパーティーや会合でも、この手の話を男性からされたことはあるし、引き攣りながらもその場は笑うくらいの術は身についたはず。
だけどそんな私が笑えないくらい凍り付いた。
樹さん自身も言っていた『やっかみ』。
それをリアルに耳にして、頭の中のどこかの神経がブチッと切れた音を聞いた気がした。
テーブルを叩いて反論し掛けた私を止めてくれたのは、青木さんだった。
結局、合コン開始後三十分で、私は青木さんに連れられて合コン会場を後にすることになり……今、お酒抜きでオフィス近くのカフェにいる。
「……まあ、今日の男は正直遊びの合コン相手としても底辺だったけどね~」
そう言って甘そうなホットカフェモカを飲む青木さんの前で、私は肩に力を入れながら恐縮しっ放し。
青木さんには、『いくら男慣れしてなくても、相手は口の上手い営業マン。むしろ、春海君よりずっと楽しくお話出来るわよ』なあんて言われたけれど、楽しい以前に引いてしまう軽さ。
『じゃあなに? 君と付き合って結婚……とかいう話になったら、俺も早々と課長・部長に昇進して、五十前に取締役とかなれるのかなあ。それこそ、春海樹みたいにさ』
父の仕事の関係で出向くパーティーや会合でも、この手の話を男性からされたことはあるし、引き攣りながらもその場は笑うくらいの術は身についたはず。
だけどそんな私が笑えないくらい凍り付いた。
樹さん自身も言っていた『やっかみ』。
それをリアルに耳にして、頭の中のどこかの神経がブチッと切れた音を聞いた気がした。
テーブルを叩いて反論し掛けた私を止めてくれたのは、青木さんだった。
結局、合コン開始後三十分で、私は青木さんに連れられて合コン会場を後にすることになり……今、お酒抜きでオフィス近くのカフェにいる。
「……まあ、今日の男は正直遊びの合コン相手としても底辺だったけどね~」
そう言って甘そうなホットカフェモカを飲む青木さんの前で、私は肩に力を入れながら恐縮しっ放し。