恋愛の始め方
「救命には、向き不向きがある。迷いや感情がある奴は、必ずミスする。でも救命で、それは許されない。人の死に直結するからな」


宮里の言葉を、かなだって理解して居るだろう。


「わかってるよ」


ほら。


「でも侑吾は、言い方がキツ過ぎるのよ!もっと、相手の気持ち考えて言いなさいよ」

「それも一理あるな」

「大輔、どっちの味方なんだよ」

「俺は、かなの味方だよ。ねぇ、かなちゃん」


宮里の言葉に、頬を赤らめるかなを純粋に可愛いと思った。

気付けば、閉店時間を迎えていた。

支払いは気付かぬ間に彼らがしていて、ご馳走になってしまった。

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