恋愛の始め方
そして歩くこと数十分すると、これから働く自分の城が見えてくる。

此間来た時と全く違う外壁に、別の建物に感じる。

ここまでしなくても・・・

まさか、鍵まで変えてないよね?

もし変えられてたら、どうしようか?

なんて、ドキドキしながら玄関のドアに手を伸ばす。


__ガチャッ__


鍵を差し込み、回ったことに安堵する。

ドアを開け、中に入る。

玄関で荷物を降ろし、中へと足を踏み入れる。

部屋に行くのではなく、真っ直ぐ院内へと足を踏み入れた。

直哉の言った通り、必要なモノたちは全て揃っている。

これだけあれば、問題ないだろう。

明日から、あたしはお父さんと同じ場所に立つ。

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