恋愛の始め方
その日、あたし達は泣きつかれ、いつの間にか寝落ちしてしまった。

目を覚ました時、雑魚寝をしたせいで、体はバキバキだった。

でも、心はどこかスッキリしていた。


「かな」


まだ気持ちよさそうに眠るかなのことを、あたしは起こす。


「もう、朝?」


覚めない頭で、かなは周りをキョロキョロと見渡す。


「お風呂入って、準備しなきゃ間に合わないよ」

「マジか」


かなは、小さなため息と共に立ち上がる。


「家に帰って、あたしも準備して来るわ」


そう言い、かなは家を後にした。

かなのことを見送り、あたしも準備を始めた。

よし、頑張りますか!

そう、自分自身に気合を入れた。

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