冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
「あれ?私・・・」

「深月さん!よかったー!気がついて。覚えてますか?深月さん、急に倒れて意識なくなったんですよ?店長にも連絡してこっちに向かってもらってます」

みゆちゃんがすぐにナースコールを押してくれ、先生がすぐに来て診察してくれた。過労と過呼吸らしい。


軽い安定剤を処方され、迎えが来るまではこの処置室で待機していなさいと言われた。


幸い処置室には私たちしかいない上、みゆちゃんに聞くとここは一番奥の部屋だった。


「深月さん!すみません。ジョルフェムが好きな深月さんにあんな話をして」


「ううん。ジョルフェムの現状を見ようとしなかった私がダメだったんだよ。悔しいけれどそれが事実なんだね。でも、社長のことは・・・」


私が切り出したことに目を伏せるみゆちゃん。恐らく編集者の彼氏さんが言ったことだろうからほぼ事実かもしれない。



でも、そんな記事が出てしまったらジョルフェムはただでさえ、今、危機的状況だというのに。
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