冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
「みぃ、顔をあげろ」
三宅さんが無理やりみゆちゃんを外に連れ出してくれたけれど、私はただベッドの上でみゆちゃんの代わりに頭を下げて謝ることしかできなかった。
でも、こんな形で知りたくなかった。
できるなら社長の口から聞きたかった。
「俺こそ、ちゃんと話さなくて悪かった」
「いえ。話したかったことってこのことだったんですよね?」
「ああ。でもそれだけじゃない。なぜ頑なに社長になることを拒んでいた俺が社長になってもいいと思ったかわかるか?」
そう聞かれ、首を振ると「これだ」と私のカバンにつけているチャームを指差した。
「これですか?これは私が・・・」
「それは俺がお前にあげたものだ」
「えっ?!これは美人の店員さんから貰ったものということは、社長!あの美人店員さんだったんですか?!」
大きく目を開き、パチクリと何度も瞬きをする私を見て、社長は大爆笑。ここが病院だということも忘れてお腹を抱えて笑っている。
しまいには目尻の涙まで拭き始めた。
三宅さんが無理やりみゆちゃんを外に連れ出してくれたけれど、私はただベッドの上でみゆちゃんの代わりに頭を下げて謝ることしかできなかった。
でも、こんな形で知りたくなかった。
できるなら社長の口から聞きたかった。
「俺こそ、ちゃんと話さなくて悪かった」
「いえ。話したかったことってこのことだったんですよね?」
「ああ。でもそれだけじゃない。なぜ頑なに社長になることを拒んでいた俺が社長になってもいいと思ったかわかるか?」
そう聞かれ、首を振ると「これだ」と私のカバンにつけているチャームを指差した。
「これですか?これは私が・・・」
「それは俺がお前にあげたものだ」
「えっ?!これは美人の店員さんから貰ったものということは、社長!あの美人店員さんだったんですか?!」
大きく目を開き、パチクリと何度も瞬きをする私を見て、社長は大爆笑。ここが病院だということも忘れてお腹を抱えて笑っている。
しまいには目尻の涙まで拭き始めた。