冷徹社長の秘密〜彼が社長を脱いだなら〜
「お前は、本当突然、唐突に突拍子もないことを言うな。せっかく愛の告白をしようと思ったのに調子狂う」
「あ、愛の告白?!」
「そうだ。もうお前に隠していることと言ったらそれだけだしな。あの日、俺は店舗にいたんだ。ジョルフェムを知るために。そこで客として現れたお前に出会った」
「そうなんですか」
「そう。そして他の客が冷やかしで帰って行く中、お前だけがずっと悩み続ける姿を見ていた。最初は俺もそこまで悩むものかと思ったけれど、レジにやってきたお前の本当に嬉しそうな笑顔を見て、こんな客もいるなら社長をやってもいいと思った。そしてそう思わせてくれたことへの礼として俺は店員にチャームを託したんだ」
嘘。このチャームをくれたのが社長だったなんて。ずっとずっと大切だった宝物。社長の言葉に胸が熱くなった。
こんなのもう、運命と思っても間違いじゃないよね。
「お前という客がいたことは片時も忘れたことはなかった。でもまあ正直、事故に遭わせたのがお前だということはチャームを見るまでは気づかなかったけどな」
「あ、ありがとうございます!私、本当にこのチャーム、宝物だったんです。社長がくださったと聞いてもっともっと大切になりました」
「あ、愛の告白?!」
「そうだ。もうお前に隠していることと言ったらそれだけだしな。あの日、俺は店舗にいたんだ。ジョルフェムを知るために。そこで客として現れたお前に出会った」
「そうなんですか」
「そう。そして他の客が冷やかしで帰って行く中、お前だけがずっと悩み続ける姿を見ていた。最初は俺もそこまで悩むものかと思ったけれど、レジにやってきたお前の本当に嬉しそうな笑顔を見て、こんな客もいるなら社長をやってもいいと思った。そしてそう思わせてくれたことへの礼として俺は店員にチャームを託したんだ」
嘘。このチャームをくれたのが社長だったなんて。ずっとずっと大切だった宝物。社長の言葉に胸が熱くなった。
こんなのもう、運命と思っても間違いじゃないよね。
「お前という客がいたことは片時も忘れたことはなかった。でもまあ正直、事故に遭わせたのがお前だということはチャームを見るまでは気づかなかったけどな」
「あ、ありがとうございます!私、本当にこのチャーム、宝物だったんです。社長がくださったと聞いてもっともっと大切になりました」