友達以上、恋人未満
『隼人くぅーん♪』
甘ったるい声が廊下の
方から聞こえてきた。
真里亜だ。
『ま、まりあちゃん!!』
隼人はビクッとなって
手に持っていた
パンを落とした。
『あーぁ。パン、もう
食べらんないね・・・?』
パンを拾い上目遣いで
隼人を見る。
『そ、そうですネっ!!』
隼人は明らかに
テンパっている様子。
顔真っ赤にして真里亜から
目をそらしていた。
隼人のあんな姿
初めて見たかも・・・。
『じゃあ、丁度いいや。
あたし隼人くんにお弁当
作ってきたんだよぉ♪』
なんという行動力!!!
出会って2日目でもう
お弁当作戦―・・・
『まじで・・・!?』
隼人はこれが夢じゃ
ないかとばかりに自分の
頬を思いっきり引っ張っていた。