ケダモノ、148円ナリ
「もう十年あとでもいい。
 それでもまだ、若すぎるが。

 今はまだ、クーデターの記憶が生々しすぎる。

 お前はまだ、オッサンたちの間では、あのボンクラ社長の息子にしては、よくやっている。

 お坊ちゃんのわりには、という程度の評価しかもらえていない。

 ……お前のせいじゃないが」

 そう大和は言いにくそうに言ってきた。





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