サヨナラの行方



何で、こんなことになったんだ。

どうして、そういう道を行ったんだ。


頭の中で自問自答を繰り返していた。

イヤ、自問ばかりか。



「確かに、実家はここにありました。だけど、待てど暮らせど悠月は出てきません。平日なのに、おかしいなと。
それでも、平日休みの人だっているからと思って、2、3日見てましたけど、一切出てきません。他の人の出入りはあるのに。
さすがにおかしいと思って、周りの人捕まえて聞いたところ、亡くなったらしい、と……」



勢いよく話していた声も、だんだん小さくなった。



「何人かに聞きましたけど、誰1人原因を知りませんでした。
ただ、実家に戻ってきた悠月は憔悴していたとみなさんが言っていました。なので、自殺の可能性も否定出来ないと……」


「そんなっ…………俺のせいか……っ」


「もちろん、助けを出さなかった課長にも責任はあると思います。
ただ、被害者と思われる常務の娘にも責任はあります。あんな大勢の前で、暴露したのですから」




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