サヨナラの行方



「俺があそこまで行かなかったら、死んだままでいた?」


「はい。窮屈ではありましたけど、和樹とまこちゃんの協力もあってなんとかやっていましたから」


「俺が結婚しているから何も言えない。実家にバレてもいけない。
なのに、産んだのはなぜ?」



課長との子供を産んだと言えば、そう聞かれるだろうと思っていた。

でも……素直に言うの?


課長を見ても、実際どう思っているのか分からない。

だけど、真剣な目をして答えを待っている。

正直に言わないと、この話しは終わらないだろう。

そもそも、もう嘘は許されない。



「……最初から最後まで遊ばれてしかいなかったけど、私はずっと、本気で好きでした。課長が結婚して、なぜか不倫をしてしまい、何も言えなくなりましたが。
だからこそ、課長と唯一繋がるこの子を諦めたくはありませんでした」



抱っこする手に力を込める。




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