王太子様は無自覚!?溺愛症候群なんです
「素敵! すごいわ、こんなに美しいものだなんて思わなかった」
エドワードははしゃぐラナの腕を引き、自分の胸の中に戻すと、彼女が跳ね除けてしまったブランケットをかけ直す。
「さあ、王女様。俺もひとつ褒美をいただこう」
ラナに覆いかぶさりイタズラっぽく目を細めると、縫い付けられたように動けない彼女にそっと口づけをした。
いつもの戯れのようなキスではなく、ラナが火傷をしてしまいそうに熱い。
せっかく暁の女神を目にしたラナだけど、彼の口づけはそれ以上に彼女を夢中にさせる。
エドワードはラナの左手の自由を奪い、するりと指を絡めた。
クッションの上に広がるプラチナブロンドの一本一本に触れるように、丁寧に髪を撫でる。
彼の指先はラナの耳や頬や首筋をくすぐるように辿り、その後を唇が追っていった。
エドワードがとろけるようなキスをして、優しく唇に歯を立て、小さな音を立てて離れていく。
彼はラナのローブの襟に指を一本引っ掛けると、それを大きく下に引っ張った。
「きゃ!」
彼女の白い肌を目の前に晒し、双丘の左側の縁に唇を寄せる。
そこに吸いつき、所有の印を残した。
「んっ」
ラナはなにをされているのかまったくわからなかったけれど、彼にされることなら文句は言うまい。
王女の甘ったるい吐息を耳にしたエドワードは、華奢な身体をギュッと抱きしめて苦しげなため息を吐いた。