溺愛〜ラビリンス〜
首を傾げ遠慮がちに聞く柚…まったく…可愛過ぎるだろ… でも柚に気を使わせたか?心配しながら返事をする。
「あぁ。」
柚はホッとした表情になる。やっぱり気を使わせたか…ごめんな。
その後、総長室で二人で話しをする。
柚は自分がこのまま姫をできないと思っている様だ…
「柚…それは鷹宮のせいか?鷹宮の事があるから言ってるのか?」
俺の問いに柚は答えず俯いたままでいる。
「分かった…お前が前の通りに戻れるならアイツを殺る。」
俺の殺気に怯えた顔をして慌てて止める柚。
「翔兄ぃ…やっ、止めて…」
お前の頼みでも聞けない。お前に危害を加えたり俺から奪う様な事をする奴は許さない。
「お前を今まで通り守るのが俺の役目だ…今まで通りにできない原因は…排除する。」
「翔兄ぃ…そんな事しなくて良いよ…大丈夫だから…私、大丈夫だから…ね?」
明らかに無理をして言っているのが分かる。俺は柚に優しく話しかける。
「柚…姫でいるか?俺の隣にいられるか?」
柚は戸惑っているようだが俺の事を思って必死に考えている様子だ。