溺愛〜ラビリンス〜
「来週から登校で良いか?」
柚を登校させるとなるとそれなりに段取りや準備がある。すぐに渉に話して動かないとならない…
「うん、お願いします。」
「分かった。柚?学校行くなら家に帰るか?」
「うん…ねぇ翔兄ぃ?」
不安そうな表情の柚…
「どうした?」
「お母さん達、私が家に帰らなかった事を変に思っているよね?」
柚は母さんの事気にしてるのか…
「大丈夫だ。ちゃんと母さんにはうまく話しをしてある。心配しなくて良い…」
俺がそう言うとホッとした顔になる柚。
「ありがとう…翔兄ぃ…」
柚と話しを終えて10分位経った頃、渉が学校を終えて倉庫に来た。
「ただいま…柚ちゃん大分調子良いみたいだね?」
部屋に入って来た渉は柚に笑顔で声をかけた。
「渉くんおかえりなさい。」
渉にニッコリ笑いながら答える柚。
「そう…良かった…」
渉はそれを見て嬉しそうな表情をした。心配していたからホッとしたようだ。
「渉…帰って来て早々悪いが話し良いか?」
「あぁ…」
渉の返事と共に総長室へ向かった。