溺愛〜ラビリンス〜

「「「「お疲れ様です。」」」」


警護くん達が翔真さんに挨拶をする。


「あぁ…柚の事、頼むな?絶対目を離すなよ。」


翔真さんは挨拶に応え、柚の事を頼んでいた。本当に柚の事が心配で大事なんだ…柚、こんなに大事にされて幸せだね?


「柚、勝手に一人で行動するなよ?警護の奴等や亜莉沙ちゃん達…誰かと必ず一緒にいろよ?いいな?」


翔真さんは柚に視線を移して言い聞かせるように話している。翔真さんて心配症なんだ…
少し離れた所から柚と翔真さんを見ていると、翔真さんが私達に話しかけてきた。


「亜莉沙ちゃん、有希ちゃん、柚の事頼むな?」


「「はい。」」


有希と二人で翔真さんに返事をする。


「大丈夫ですよ?教室の中の事は私達がついていますから安心して下さい。」


翔真さんはホッとした表情になる。


「ありがとう。」


と言うと柚の方を見て優しく微笑む。


「じゃあ行くな?」


柚の頭をポンポンとすると帰って行った。翔真さんの貴重な微笑みと頭ポンポンを見て、廊下にいた女子や教室内などあちこちから「キャー」と言う悲鳴が聞こえた。




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