溺愛〜ラビリンス〜

「ユズユズー待っててよ。」


ユズ姫と爽のかけ合いが始まった。楽しそうに爽と話すユズ姫を見ながらホッとする。


「クスクス…ごめんなさい。爽くんも一緒に食べよう?」


「うん。アイス持ってくる。」


爽は冷凍庫からアイスを出し、ユズ姫の傍のソファに座って食べ始めた。

まったく…ユズ姫と爽は本当に仲が良いな…親衛隊長がこれだけ姫と仲良ければ、爽としては仕事はやり易いだろう…
まぁユズ姫の事を本当に好きだし大事には思っているからこそだけどな?

コイツの人懐っこさは見習わなきゃなんないよな。


「健人くんもアイス食べない?」


ずっと二人の様子を見ていた俺にユズ姫が聞いてきた。


「…うん食べるかな?」


「早く選んできて?」


「あぁ…」


「凌くんはいいって言うから一人で食べてたんだけど、爽くんと健人くんが一緒に食べてくれて楽しい!」


ユズ姫は嬉しそうに爽に言いながらアイスを口に入れた。


「凄い沢山あるな?」


冷凍庫を覗き俺が言うとユズ姫が得意げに笑顔で答える。


「うん。この前アイス食べたいって言った時、渉くんが沢山買ってくれたの…」




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