溺愛〜ラビリンス〜
「あっこの観覧車のジンクス!」
俺が言いたい事を理解した柚は、ちょっと悩んだようだったがコクンと頷いた。
「良いのか?」
俺は急に不安になり確認してしまった。
「翔兄ぃ…自分で言っておいて、良いのかって聞くって変だよ?。」
柚がクスクス笑いながら言う。確かにそうだが、俺は柚の事になると不安になるし、自信もない。だから柚に聞いてしまった。
「フッ…そうだな。変だな?俺は柚の事になるといつもおかしくなるんだ。」
「フフフッ…私のせいなの?」
「ああそうだ…柚のせいだ。」
そう言って立ち上がると柚の隣に座る。柚の肩に手を置き顔を近づけると柚が目を閉じた。
そのまま唇を柚の唇に近づけると、柔かく温かい感触が唇に触れた。角度を変え柔かいその感触を貪る。永遠にこの感触を感じていたいと思った。
「ンッ、ンッ…」
柚の声がキスの合間、唇の隙間から溢れる。
いつまでも離れたくなくてキスを続けていると、柚が両手で俺の胸をトントンと叩いた。
どうやらキスのせいで息ができず苦しくて叩いたようだ。さすがにまずいと思い唇を離す。