溺愛〜ラビリンス〜
「そうだな。じゃあ次のエリアに行ってみるか?」
「うん。」
手を差し出すゆうくんのと手をとり、手を繋いで次のエリアへ進む。
相変わらずゆうくんは目立っていて、視線をあちこちから感じる。でも本人のゆうくんが気にしていないので、私も気にしないようにした。
次のエリアに行くと海月や海の小さな魚達が泳ぐ幻想的な空間になっていた。薄暗い部屋の照明は青くてまるで海の底にいるみたい。
ゆらゆらと浮かぶ海月がとても綺麗に見えた。
「綺麗…」
水槽に近づき手を触れる。
そのまま数分じっと水槽を見つめていると、背後にゆうくんの気配を感じた。
「ゆうくんごめんね…また見入っちゃった。」
振り返り言うとゆうくんは優しい笑顔を向けてくれる。
「大丈夫だぞ?もっと見て良い。」
「うん。ねぇ、ゆうくん写真撮ろう?」
「あぁ。」
水槽をバックにして二人で写真を撮った。
「柚、俺のでも撮って良いか?」
「うん。」
今度はゆうくんの携帯で写真を撮る。
「フフッ…綺麗に撮れたね…」
「あぁ…」