溺愛〜ラビリンス〜
「…俺が見たいのは柚の笑顔だから、さっきからずっと見てる。」
ゆうくんの答えがあまりにも想像しなかったものだったので、私も戸惑ってしまった。
「………ゆうくん…そんなので楽しいの?」
「あぁ…楽しいし嬉しい。」
キッパリと即答するゆうくんに顔が赤くなるのが鏡を見なくても分かる。
「ゆうくん…」
「俺もそうだけど、多分翔真やブラックホークスの奴等も同じだと思うぞ?」
「うん…」
「柚は笑顔でいるのが一番良い。これからも笑顔でいろ。」
「ゆうくん…ありがとう。」
ゆうくんの言葉がとても嬉しかった。ゆうくんにもブラックホークスのみんなにも、素直に感謝の気持ちになった。話しながら次のエリアに入る。サメやエイなどが泳いでいるエリアだった。
「すごいね…」
ちょっと今までのエリアと違って迫力あって怖い感じだ。
「どうした柚?怖いのか?」
ゆうくんが聞いてくる。 気がつくとゆうくんの腕にしがみついていたみたいで、ゆうくんが心配そうな表情をしている。
「大丈夫……ごめんね?」
慌てて手を放した。