溺愛〜ラビリンス〜

「ブッ、何だそれ?」


「同い年なのにゆうくんの方がずっと大人な感じなんだもん……だからブラックかなって…」


私がちょっとむくれて言うと、ゆうくんはおかしそうに笑いながら返事をする。


「そうか?」


「うん。」


「柚が思う程、俺は大人じゃないぞ?それに…柚は自分で思っているよりしっかりしていて大人だと思うぞ。」


ゆうくんは気を使ってくれたのか、大人だって言ってくれるけどそんなの嘘だと分かる。


「みんなそんな事思ってないよ。私みんなに迷惑や心配ばかりかけているもの……」


「柚……そんな事ねぇよ。柚は迷惑なんてかけてないぞ?心配は…する事もあるけど、それは柚の事が大事だからだ。逆に柚は周りを明るくしたり、みんなに優しくしたりしているから感謝してるんだ。少なくとも俺はそう思っている。」


ゆうくんの言葉に何だか自信がついて、すごく嬉しくなる。


「ありがとう。私みんなの役に立つ事もあるのかな?」


「あぁ…役に立ってる。安心しろ。」


ゆうくんは本当に優しいなって改めて思う。





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