ツンデレ社長の甘い求愛
よかった、本当によかった!!
これで胸を張って部署に戻れる。みんなにも喜んでもらえるはず。

まずは主任の嬉しそうに小さくガッツポーズする姿を見て、ホッと胸を撫で下ろした。


無事に社内戦略会議を終え、マイホームである第一企画部のオフィスに戻ると、結果を聞いたみんなは嬉しそうに顔を綻ばせた。


「あぁ~よかったです! 連日残業した甲斐がありました」

「それもそうですけど、なんといってもかすみ先輩がプレゼンしてくれたからですよ! 考えてみてください、これが主任だったらって。絶対通りませんでしたよ」


愉快そうにゲラゲラ笑う後輩たちに、主任は半泣き状態だ。

「みんな酷いじゃないか。そこまで言わなくても……!」

「だって本当のことじゃないですか」

「そうですよ」


口々に言われ主任は撃沈。

第一企画部の雰囲気はいつもこんな感じだった。

とにかくみんな仲が良い。

今はこんなだけど、仕事上でのメリハリはきっちりしている。

なんだかんだ言いつつ、みんな主任のことを尊敬しているし、大好きだからこその言動だと思うから。
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