ツンデレ社長の甘い求愛
「かすみ先輩、今日はお昼どうされますか?」

「んー、ごめん。今日もちょっと仕事やりたいからコンビニにしちゃう。気にせず行ってきて」


午前中の業務を終え、やっと一息できる昼休みを迎えた。


いつも亜美ちゃんが声を掛けてくれ、大抵は一緒にランチに外に出るんだけど、午前中なにもかも忘れて仕事に集中していたら、思いの外進み、できればキリのいいところまで計画書を仕上げてしまいたい。


「そうですか? じゃあ明日は一緒に行きましょうね」

「了解、行ってらっしゃい」

基本第一企画部の人間関係は良好。

みんな一緒に食べにいくこともしばしば。

もちろん私のように仕事を進めて、自分のデスクで食べる人もいる。


さて、あと少し頑張ろう。

残りを一気に仕上げた後、コンビニに駆け込んで行った。


「やばい、今日も時間押しちゃったや」

コンビニ袋を片手に腕時計で時間を確認しながら、駆け足で会社へと戻っていく。


企画書は無事に仕上がったけれど、お昼を食べる時間がなくなってしまいそうだ。

エントランスを抜けると沢山の社員が行き交っている。

昼休みのいつもと変わらない日常。なのに――。

どうしてだろうか、さっきからやたらと視線を感じてしまうのは。
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