ツンデレ社長の甘い求愛
会長はソファへと向かい、私にも座るよう促してきた。
「どうぞこちらへ」
「はい、失礼します」
言われるがまま会長と対面する形で腰を下ろした。
いつの間にか浅野さんは紅茶を淹れてくれていて、すぐにテーブルの上に並べると、ドア付近に静かに立つ。
すると会長は早速本題を切り出した。
「すまなかったね、社内に大喜とのことが広まってしまって……。なにか嫌な思いをされたりしていないかと心配になってね、こうしてご足労願ったんじゃ」
「私からも謝罪させてください。もっとしっかりと役員たちだけではなく、出席された社員へ配慮するべきでした。申し訳ありません」
ふたりに謝まられては恐縮してしまう。
「それと昨夜は申し訳ありませんでした。大喜様をお願いして先においとましてしまい……。大丈夫でしたか?」
「――え」
昨夜のことを思い出すと、嫌でも思い出してしまう。
社長に抱きしめられたまま寝てしまったこと。今でも鮮明に覚えている彼のぬくもりを――。
ここが会長室ということも忘れて思い出してはドギマギしてしまっていると、目の前に座る会長は、にんまりと笑った。
「どうぞこちらへ」
「はい、失礼します」
言われるがまま会長と対面する形で腰を下ろした。
いつの間にか浅野さんは紅茶を淹れてくれていて、すぐにテーブルの上に並べると、ドア付近に静かに立つ。
すると会長は早速本題を切り出した。
「すまなかったね、社内に大喜とのことが広まってしまって……。なにか嫌な思いをされたりしていないかと心配になってね、こうしてご足労願ったんじゃ」
「私からも謝罪させてください。もっとしっかりと役員たちだけではなく、出席された社員へ配慮するべきでした。申し訳ありません」
ふたりに謝まられては恐縮してしまう。
「それと昨夜は申し訳ありませんでした。大喜様をお願いして先においとましてしまい……。大丈夫でしたか?」
「――え」
昨夜のことを思い出すと、嫌でも思い出してしまう。
社長に抱きしめられたまま寝てしまったこと。今でも鮮明に覚えている彼のぬくもりを――。
ここが会長室ということも忘れて思い出してはドギマギしてしまっていると、目の前に座る会長は、にんまりと笑った。