ツンデレ社長の甘い求愛
「それではカイくん、お預かりしますね」

「すみません、よろしくお願いします」


この日は定時で上がり、急いで帰宅した。

それというのも、明日から出張で一晩家を空けることになってしまうため、カイくんを佐藤さんに預けるためだ。

出張のときは佐藤さんのお宅でカイくんを預かってもらっている。


「カイくん、おりこうにお留守番していてね。また明後日ね」


最後に頭や顔を撫でると、カイくんは「うん」と言うように私の顔を舐めてきた。

いつもそうだけど、たった二日間会えなくなるだけで、すごく寂しい。


「もし何かありましたらお電話します。気をつけて行ってきてくださいね」

「ありがとうございます、よろしくお願いします」


再度お願いし、カイくんは帰宅する佐藤さんと一緒に行ってしまった。


エレベーターまで見送り部屋に戻ると、カイくんがいないだけでやけに広く感じてしまう。

おまけに静かすぎて落ち着かない。

こういうときは、さっさと出張の準備をしてお風呂に入って寝てしまおう。


素早く支度をし、お風呂に入ってこの日はいつもより早めにベッドに入った。
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