ツンデレ社長の甘い求愛
お礼を言うと、彼女はにっこり微笑んだ。


「それならよかった。……かすみちゃんから彼のことを彼氏として紹介してもらえる日を、楽しみにしている」

「彼氏っ……!?」


ギョッとし声を荒げてしまうと、由美ちゃんはクスクスと笑い出した。

「なに照れているのよ。それくらい好きなんでしょ? だったらなにがなんでもゲットしないと! ……応援しているから頑張りなさい」

「うん、ありがとう」


改めて感謝の気持ちを言葉にすると、由美ちゃんは安心し彼氏が待つ自宅へと帰って行った。


カイくんと外で見送ったあと、おもむろに空を見上げてしまう。


そろそろ梅雨も明ける。今夜は雲がかかっておらず、夜空には光り輝く星が散りばめられている。

社長もこの星を、どこかで眺めているだろうか……?


社長のことを考えると胸が苦しくなる。
この想いを大切にしたい。だからこそ明日は気合い入れていかないとね。


「ね、カイくん」

するとカイくんは励ますように飛びついてきた。

「アハハ、ありがとうカイくん」


本当に私は感謝しないとね。由美ちゃんやカイくん。そして第一企画部のみんなといった、心強い存在がいてくれるのだから。


カイくんと部屋へと戻り、この日は次の日に備えて早めに就寝した。
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