ツンデレ社長の甘い求愛
「え~! 誤魔化すところがますます怪しいんだけど! 決まったらちゃんと教えてね。結婚式には呼んでよ」

「アハハ……」

これはもう笑うしかない。
どんなに待ってもらっても、今のままではポロポーズしてくれる相手なんていないのだから。
結婚なんて夢のまた夢。


けれど主任は鋭い。
彼氏はいないけれど、週末に良いことがあったっていうのは当たっているから。


週末のことを思い出すと、口元がニヤけてしまいそうになるのを必死に堪えた。


* * *


あれから山本さん、ラブちゃんと一緒に散歩を楽しんだ。

最初は気まずいんじゃないかなって思っていたんだけど……。


「近所に大きな公園があるんですね! しかもワンちゃんが多い!!」

案内した公園に山本さんはまるで子供のように大はしゃぎ。

「そうなんです、同じマンションの方もたくさんいらっしゃるんで、自然と犬友もできると思いますよ」

「犬友……! 素晴らしい響きです!!」

だめだ、なんかもう山本さんの反応が一々ツボなんですけど。
< 45 / 347 >

この作品をシェア

pagetop