ツンデレ社長の甘い求愛
「昼時のピークを過ぎて今は落ち着いているが、ティータイムにかけての時間、混雑するし人手も足りないらしい。急遽で申し訳ないが十四時半から十七時半までシフト入れるか?」


チラリとオフィスの壁にかけられている時計で時間を確認すると、時刻は十三時四十五分。

本社からカフェまでは徒歩十分。

「了解です。では現在のメニュー表などを私のパソコンに送っていただけますか? 覚えてからいきます」

「わかったすぐに手配しよう」

そう言うとすぐに部長は電話をかけてくれた。

私も自分のデスクに向かい、送られてくるまでの間、準備を進める。


フロアに出ると、お客様に商品について聞かれることがある。

聞かれても答えられるように、ある程度知識入れていかないと。

その後すぐに部長経由でメニュー表などを送ってもらい、時間ギリギリまで頭に叩き込み、慌ただしくオフィスを後にした。



「馬場さん、今日は本当にどうもありがとうございました!」

「いいえ、全然です。それよりも、本当に上がってしまって大丈夫ですか? まだ外にはお客様が並んでいますし……。私ならまだ大丈夫ですよ?」

あれからカフェに到着後、店長から軽く説明を受けてすぐにフロアに立った。

これでも数年前にみっちりここで研修を受けた身。
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