極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「見せてみて」

恭介に言われてカーテンを静かに開ける。

彼はコーヒーを近くのテーブルに置くと、どこか値踏みするような目で私を見つめた。

「う~ん、まあまあかな」

顎に手を当てながら首を傾げる恭介。

この様子。どうやらイマイチだったみたい。

「じゃあ、次」

恭介がニコッと笑顔で言う。

……まだやるのか。

ガクッと肩を落とし、店員から次のドレスを受け取る。

今度はホルターネックのワインレッドのドレス。生地はベルベッドなのか手触りはいい。

こちらも値札を確認すれば十八万円也。

これも私には縁がないなあ……なんて思いながら、ジッパーに下着を挟まないように気を付けて着替える。

鏡の中の自分を見て思った。

ワインレッドの色合いは結構好きだけど、ホルターネックというのは私にはセクシー過ぎる。

素敵だけど、これは……ちょっと恭介に見せるのは恥ずかしい。

遠慮がちにカーテンから顔を出し、恭介に向かって小声で言う。
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