極上な御曹司にとろ甘に愛されています
恭介の腕をつかんで説得しようとするが、彼は子供のように嬉しそうに目を輝かせた。

「だから、俺のために使ってるよ。一度やってみたかったんだよね?萌の着せ替え。結構楽しいし、はまるかも」

……そんなものにはまらないで欲しい。

恭介の言葉に脱力した私は、それ以上何も言えなくなった。

ご満悦顔の彼に何を言っても無駄だ。

変な熱が冷めるのを待つしかない。

会計を済ませると、恭介と私は店を出てまたタクシーに乗り込んだ。

「すみません。赤坂までお願いします」

恭介がタクシーの運転手に行き先を告げる。

「このドレス……本当にいいんですか?」

「俺の趣味だから。それに、萌も実は気に入ってたよね?」

恭介は見透かしたように私を見る。

……この人には隠し事なんて出来ないな。

「すごく似合ってるよ」

私の耳元で恭介が囁く。

そのセクシーボイスにドキっとした。

顔が熱い。
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