ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~
「あの。私、今から望月さんちに行ってもいい・・ですか」
「は?」と言う島野さんの声が、なんとなく聞こえる。
でも、私たちはそれを完全無視した。
私を見おろしながら「うーん」と唸りつつ、ゴツゴツした大きな右手で坊主頭をガシガシかいていた望月さんは、「ああ」とだけ言った。
その顔はいつもどおり、無表情だ。
でも私は、途端に笑顔になった。
まるで嬉しさがそのまま顔に出たって感じ。
望月さんは、無表情のまま、ニッコリスマイル顔で見上げる私の頭に大きな右手を乗せて、軽くトントンと叩いた。
「俺はいいが、おまえ、こいつと話してたんじゃねえのか?」
「え?なに・・あぁ。もう終わりましたっていうか、少なくとも私は話すことなんてないけど」
「そうか」
「行きましょう!」
「おいおい。戸締り確認してこい」
「あっ、そうですね。大丈夫だけど二度確認してきます!それと鍵も必要だし」
私は呟きながら、いそいそと部屋に戻って、水と火の元を確認した。
「は?」と言う島野さんの声が、なんとなく聞こえる。
でも、私たちはそれを完全無視した。
私を見おろしながら「うーん」と唸りつつ、ゴツゴツした大きな右手で坊主頭をガシガシかいていた望月さんは、「ああ」とだけ言った。
その顔はいつもどおり、無表情だ。
でも私は、途端に笑顔になった。
まるで嬉しさがそのまま顔に出たって感じ。
望月さんは、無表情のまま、ニッコリスマイル顔で見上げる私の頭に大きな右手を乗せて、軽くトントンと叩いた。
「俺はいいが、おまえ、こいつと話してたんじゃねえのか?」
「え?なに・・あぁ。もう終わりましたっていうか、少なくとも私は話すことなんてないけど」
「そうか」
「行きましょう!」
「おいおい。戸締り確認してこい」
「あっ、そうですね。大丈夫だけど二度確認してきます!それと鍵も必要だし」
私は呟きながら、いそいそと部屋に戻って、水と火の元を確認した。