ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~ 
きゃあ!振動が伝わる!
そして・・・速い!

私は、前で運転している望月さんに助けを求めるように、彼のウエストあたりに思わずギュウっと腕を回して、くっつけるだけ彼の背中にくっついた。
それから、無意識のうちにつぶっていた目を、恐る恐る開けてみる。

わぁ・・・!
「風を切って走る」って、こういう感じなんだろうな。
暑いからショートパンツ着ててよかった。
ミニでもスカートだったら、スピードで起こる風でヒラヒラなっちゃって、パンツ見えちゃうかも・・・。

最初は怖い怖いと思っていたけど、今は思ったより怖くないって、私思ってる。
むしろ渋滞で混んでる車道をスイスイ進むバイクって爽快だ。
それに・・・望月さん、あったかい。

望月さん運転の黒バイクは、渋滞をくぐり抜けた後も、スイスイと軽快に走っていく。
20分程走った知っただろうか。いつの間にか静かなところに来てると思ったら、バイクの速度が落ちて・・止まった。

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