COLORS~Blue~
「今はまだまだですけど。レアですよ。僕の稽古。いずれ、高名になる予定ですから」


だったら、と。
俺も軽く、笑い混じりで攻める。

けど…。


「そうね。ありがとう。でも、やっぱり。だからこそ余計に、お願いするなんて厚かましいわ」


逆効果、だったらしい。


「そうね。ご好意とはいえ。さすがに透子まで甘えるのは申し訳ないわね」


忽那の母親まで言い出して。

だったら…。


「それなら。図々しいですけど、正式に、稽古をつけませんか?」


正攻法。


「えっ…?」
「祖父や父には、そろそろ生徒をとってもいい頃だって言われてるので。最初は、体験という形で。どうですか…?」


どうしても。
このチャンスを逃したくなくて…。

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