私が出逢ったキセキのかけら
結局、何をして良いか分からず、優弥の家で、ゴロゴロする毎日だった。

そして、大きな声で叫んだあの日から、もう既に5日間が過ぎていた……。


「……あ~、あと42日か~。はやいなぁ~」


今は、優弥の家で1人だ。

学校に行ってるからねー。

……学校?


「そうだっ!学校に行こう!!」
そうだよ!学校だよっ!!


どうして気づかなかったんだろう?

莉桜の学校に行けば、いろいろ早くない?


うっわぁ~お!

あたしってば、かっしこぉ~い!!


というわけでー、


「行ってきまぁ~す!!」


と、誰もいない部屋に、元気良く挨拶したのだった。
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