夜の甘やかな野望
一応、色々悩んだのだ。
宗忠からの着信と留守電とLINEを無視したことについて。
未練がましく、引きずった。
でも、妖精さんのためにも、自分のためにも、あの関係を続けちゃだめだ。
結論出たんだから、やめやめ。
だから電話番号も、留守電も全て消したんだし。
倫子は振り払ってから、保健管理室の事務に挨拶をして医務室をノックした。
このキャンパス担当の嘱託医とも面識があるから、気楽だ。
「失礼します」
ノックしてドアを開けて、そのまま固まった。