夜の甘やかな野望


くちびるを無理やり離して、宗忠は倫子の瞳をのぞきこんだ。


熱っぽく、光りを帯びて、笑っている。


「ごめん、近場、入らせて」


車が急発進した。


国道沿いにあったビジネスホテルもどきに車を入れると、部屋になだれ込むようにして、連れ込まれる。


「洋服の趣味が変わったのはどうして?」


キスの合間に、かすれた声で耳元にささやく。


「ふえ?」


間抜けな声で息を切らしながら聞き返す。


今日はぴったりとしたリブカットソーにタイトスカートだった。


倫子にしては珍しく体の線がわかる服。
< 139 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop